特別養護老人ホームフランセーズ悠こうしょくBlog

「秋の日は釣瓶落とし」の如く刻々と様変わりし、早くも１１月晩秋の頃となりました。
仲秋の名月を望む棚田は、稲刈りも終えてからもの静かな風景と変わり、
沢山の秋野菜実る畑、果樹園はりんごの出荷最盛期。
空を見上げれば菊晴れ。
コロナ禍でも施設周辺地域は豊かな自然に囲まれて、何よりの感謝です。
このような環境の中、ご利用者様は日常なかなか経験出来ない秋の時間をお過ごしになりました。
９．１０．１１月の総集編をお伝え致します。

1.芸術の秋














（1）.秋のパネル制作
秋晴れの真下、山の裾野に広がる「コスモスの丘」。
精密機械を用いて作った、何色ものコスモスの花と赤とんぼのパーツを
沢山張り合わせパネルが完成致しました。
「こりゃ見事だ」「まあこんなに沢山の花があるのね、本物よりも綺麗ね」と
作品を一目ご覧になったご利用者様が、目を輝かせていらしたのが大変印象的でした。

やがて季節が紅葉煌めく頃となり、
今度は夕焼けの映える山の裾野にドウダンツツジやモミジが真っ赤に色づく秋へと、
コスモスの丘を変化させました。
リメイク用の布地を大胆にパネルに貼りつけると、イメージした赤が出現。
たずさわったご利用者様も
「うまく色が出たね。俺もこれでいいと思うよ」と満足気な表情をされました。

（2）リース制作
こうしょく施設の畑で今年もさつま芋が収穫され、そのツルで手分けしてリース作りを行いました。
ツルの軟らかいうちに、複数のご利用者様が協力しあい、丸形にまとめることができました。
ほんのり甘いツルの香りが印象的でした。クリスマスリースに使う予定です。

（3）ポインセチアの壁掛け飾り制作
介護雑誌から職員全員で選び、今年はポインセチアの壁掛け飾りを制作。
ご利用者様全員とコラボで１１月に制作を行ないました。
キッチンペーパーを絵具で染め、それをハサミでポインセチアにカット。
紙皿にはカラフルなお花紙を土台に貼り、そこに先ほどの紙を重ね貼り致しました。
壁掛け用に材質の異なるリボンを紙皿の上部に紐通しし、完成。
スタートから完成まで、どんな小さな工程でも必ずご利用者様に体験していただこう、
という思いが、お陰様で達成出来ました。
１２月にはデイホールに展示いたします。

2.食の秋















（1）喫茶およりなして
この秋も喫茶の時間を定期的に開催し、ご利用者様と手作りのおやつ作りを楽しみました。
ナスのおやき・白玉あんみつ・サツマイモと栗の茶巾しぼり・抹茶で仕上げたホットケーキ・
くるみ味噌のおやき・秋のカットフルーツ。
お揃いのエプロンと三角巾そしてマスクを身に着け、衛生管理の整った下で和気あいあいと
調理されました。
どんな時もどんな人も、みんなが食の時間を楽しめることが素晴らしいですね。

（2）干し柿
恒例の干し柿を今年も作ろうと、11月の初旬には渋柿の皮むきとつるし柿作り、
それ以降は11月下旬まで職員がおいしくなあれとばかりに柿のおこもりを欠かさず行う中、
うっすらと粉のふく柔らかで優しい飴色の干し柿が出来上がりました。
化粧箱に入れたものをご利用者様にお披露目すると
「こんなに粉ふけておいしそうね。お天気がずっと良かったから今年はよーく出来たわね。」
とお褒めの言葉をいただきました。

（3）デイサービス収穫祭
今年は新型コロナウイルスのこともあり、外出や外食を控える場面が多いですね。
ご利用者様に少しでもお祭り気分を味わっていただけないかと考え、
秋の味覚を味わっていただこう、と収穫祭を行いました。
「一杯やりながら、やきとりを食べられたら最高だ」
といつもおっしゃっていたご利用者様の願いを形にしようと、
今回はホットプレートで職員とやきとりを焼きました。
ホールには鶏肉と長ネギのいい具合に焼けた香りが広まり、周りのど利用者様も
「お、やきとり焼いてるんだ。俺も昔から好きなんだよ」
「仕事の後よく食べに行った店があるんだよ」
など、話に花が咲いていらっしゃいました。
その傍らでは秋のフルーツをご利用者様がカットしたり、
職員もアメリカンドックや大学芋風スイーツを作ったり大忙しでした。
お食事タイムではやきとりをぺろりと召し上がり、普段にもましてお話も楽しくはずみ、
「まあこんなにも食べちゃってもうお夕飯いらないわ、あははは」と
終始和やかムードに包まれました。元気をチャージすることが出来、皆様に感謝です。

3.学びの秋







11月１１日、デイサービスご利用者様を対象とし、千曲警察署様のご協力を得て、
「特殊詐欺に騙されないように！」とのご講話をいただきました。
国内更に地元でも、様々な特殊詐欺被害がおきております。
今回は、実際の事例と、詐欺から身を守るノウハウについてDVD収録されたものを視聴しました。
ご利用者様も真剣に映像をご覧になっていました。
痛ましいことがひとつでも起きないようお互いに気をつけたいと存じます。
千曲警察署様ありがとうございました。

4.自然を感じる秋














菊の花の生け花、冬野菜の若菜摘み、くるみ割り、特大サツマイモの重さ当てゲーム。
秋の肌を包み込む日当たりの中で、自然と触れ合う時間を過ごされました。
ご利用者様の浮かべられる表情も軟らかかったです。

こうしょくデイサービスの「秋」を駆け足でお伝え致しました。
新型コロナウイルスの感染が更に拡大してきており、日常生活の安定が非常に危惧されておりますが、
施設でも引き続き感染予防に努めてまいります。ブログをご覧の皆様、どうぞご自愛下さい。

～11月の栄養室～

　11月ももう残り僅か、少しずつ冬の気配を感じる今日この頃です。
遠くの山では雪が降ったようですね。この辺りも朝晩冷え込む日が増えました。
そのような中ですがご利用者様たちは、窓際で日向ぼっこをしたり、談笑したりとゆったりとした時間を過ごしていらっしゃいます

　さて、今月は握り寿司を召し上がっていただく企画をしました
魚偏の漢字クイズや魚の写真を見て、名前当てクイズを楽しみながら食事を召し上がっていただきました。





















居酒屋『杏』















　今月はしゃぶしゃぶを里芋の田楽や揚げ出し豆腐のおつまみでゆっくり呑んでいただきました！


喫茶『ちくま』








　皆さんのお好きな白玉あんみつを召し上がっていただきました。

来月はクリスマスや冬至など、冬らしいメニューを考えています

日増しに寒さが身にしみるようになりましたが、この時期になると、
こうしょく施設ではお寿司の提供をしています。








例年なら魚の解体ショーをしていますが、災禍もあり、今年は魚の漢字当てクイズを行いました。









色々な魚編の漢字を集め、皆様に答えていただきました。
終わった後はその漢字にちなんだ寿司ネタを皆様召し上がっていただきました。








コロナ禍の「新しい生活様式」もずいぶん馴染んできましたが、これからはインフルエンザも心配です。
職員一同気を付けて参ります。

いつのまにか、めっきり日が短くなってきました。
早いもので今年も残りひと月余りとなりました。

天気の良い日に、暖かい格好で敷地内を少しだけ散歩しました。












周りの木々もきれいに紅葉しています。
少しではありますが、秋を感じていただきました。

11月に入ってから全国的に、新型コロナウイルスが急速な感染拡大をみせています。
これからも、十分気を付けて対策して参ります。
本当に、一日も早い収束を祈るばかりです。